XMTrading(以下XM)の【口座タイプ】の選択で必ずといっていいほど「その違い」が気になってしまうという、
「スタンダード口座」と「マイクロ口座」の違いを解説します。
どっちを選ぶべきか?の結論を先にいっておくと「スタンダード口座」でOKです!
スタンダード口座とマイクロ口座の違い
XMでは口座開設するとき、あるいは追加口座を申請するときに3種類の口座タイプから選ぶことになりますが、
通常選ぶことになるのは「スタンダード口座」です。
しかし、それと似たスペックを持つ「マイクロ口座」との違いはどうしても気にはなってしまいますよね。
簡潔に「マイクロ口座」の特徴を述べると、
マイクロ口座は少額用の口座、ということで覚えておけばいいです。
デモではないけれど練習用の口座という言い方もできます。
スタンダード口座とマイクロ口座の最大の違いは1ロットあたりの取引量が違うことにあります。
こちらの表でいう「契約規模」の1ロットにおける数値が違うのですね。

スタンダード口座では1ロットが10万通貨であることに対して、
マイクロ口座では1ロットが1,000通貨です。
- スタンダード口座(とXMTrading Zero口座では)1ロットが10万通貨
- マイクロ口座の1ロットは1,000通貨
マイクロ口座では、1ロット未満の「0.1」「0.01」にロットを指定してオーダーすることによって極小ポジションで取引することができるということになります。
※マイクロ口座で0.01ロットの取引はMT4口座のみです。
マイクロ口座
- 0.1ロットは100通貨、
- 0.01ロット(MT4口座のみ)は10通貨
マイクロ口座とスタンダード口座のロット比較表
マイクロ口座 | スタンダード口座 |
0.01ロット = 10通貨 | 0.01ロット = 1,000通貨 |
0.1ロット = 100通貨 | 0.1ロット = 10,000通貨 |
1ロット = 1,000通貨 | 1ロット = 100,000通貨 |
10ロット = 10,000通貨 | 10ロット = 1,000,000通貨 |
まとめると、マイクロ口座は超少額で取引することができる練習用の口座に最適だということですね。EAを使うトレーダーにも検証用口座としてマイクロタイプの口座は人気です。
マイクロ口座の価値とは?
以上のように、スタンダード口座にはない「マイクロ口座」の利点としては、
マイクロ口座では100通貨、10通貨単位でポジションが取れることです。
10通貨単位から取引できるFX会社は国内FXではあまり見かけません。
そのように考えればマイクロ口座も貴重な存在ではあります。
XMはスタンダード口座を選んでおけばよい
マイクロ口座の特徴を述べてきましたが、
それでもスタンダード口座かマイクロ口座の「どっち?」の結論をズバッというと「スタンダード口座」がいいです。
マイクロ口座のまま練習していき、もし本格的にトレードをしていくことになった場合、1ロットが1,000通貨というのは少ないですね。
マイクロ口座であっても10ロットに指定することによって1万通貨以上で取引することはできますが、
ロットの基準がややこしいので、続けて取引するためにスタンダード口座を追加口座として開設するということにはなると思います。
そうであるならば最初からスタンダード口座でええやん、というシンプルな理由ですね。
XMのスタンダード口座であっても1,000通貨(0.01ロット)単位からトレードはできます。
どのくらいの少額取引を求めるのかにもよりますが、スタンダード口座の1,000通貨でも十分少額だと考えています。
むしろ「MT4口座」か「MT5口座」の違いの方がわかりにくい
口座開設時には、名前のとおりで通常は「スタンダード口座」を選んでおけばOKなのですが、
むしろ「MT4口座」か「MT5口座」の違いの方がわかりにくいです。
どっちにすべきなのか?はこちらの記事で触れています:【MT5(MT4)の使い方】XMを例に「取引方法」を解説します!
XMオリジナルのモバイルアプリでもトレードができるのはMT5口座だけなので、
XMオリジナルのモバイルアプリの使い方と利点について:XMの無料のモバイルアプリの使い方【メタトレーダーとの違いとは?】
XMで新規の口座開設をするのであるならばMT5口座でいいのではないかと考えています。
あとから追加口座によって変更できるので問題はない
スタンダード口座、マイクロ口座のどっちを選ぼうとも、XMでは追加口座の開設がワンクリックでできるので、
結局、最初に選んだ口座タイプがどれであろうとも問題になることはないです。
追加口座によって「口座タイプ」と「MT4かMT5か」はいつでも乗り換えが可能!
もちろん追加口座の開設は無料ですし、本人確認書類の再提出もありません。

XM会員ページで「追加口座を開設する」 を押すだけ。
XMTrading ZERO口座とKIWAMI極口座
「XMTrading ZERO口座」については、スプレッドが狭い口座タイプであってスキャルピングなどに特化した口座タイプということになります。
最大レバレッジは500倍で、スプレッドが狭い口座タイプですが手数料が外だしでかかります。
手数料は100,000ドルの取引に対して5ドルです。発注と決済のそれぞれにかかります。
入金ボーナスはもらえず「XMTrading ロイヤルティプログラム」によってのポイントも獲得できません。
「XMTrading Zero口座」について詳しい関連記事:XMのゼロ口座(XMTrading Zero)とは?本音をまじえて解説
2022年10月末に「KIWAMI極口座」が登場しました。
KIWAMI極口座はスプレッドが狭い口座タイプで、スワップなし、最大レバレッジ1,000倍、外出しの固定手数料なしとなりますが入金ボーナスがもらえません。
XMTrading ZERO口座とKIWAMI極口座ともに口座開設時にもらえる3,000円の取引ボーナスは使うことができます。
XMの取引口座の優位性
XMではマイクロ口座を使うことによって「10通貨」からの取引が可能!
スダンダード口座であっても「1,000通貨」からの取引が可能です!
一部の大手国内FXでは1万通貨からしかポジションが取れないので、
XMのスタンダード口座でさえ1,000通貨から取引できることを考えると大手国内FXは不親切です。
このような場合、例えば1万5千通貨といったポジションのオーダーもできません。
1万通貨単位でぶつ切りされた注文しか出せないのです。
国内FXではレバレッジ規制によって、まとまった資金がないとFXできないことも弱点ですが、
大手の国内FXであっても「SBI FXトレード」では1ドルからの取引ができます。
素直にSBIはトレーダーに配慮がなされていますね。
XMの「ロット数の増加ステップ」は0.01ずつ調整できるので、
1万5千通貨の注文も、10万5千通貨の注文も細かく出すことができます!
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いのまとめ
マイクロ口座とスタンダード口座のロット比較表
マイクロ口座 | スタンダード口座 |
0.01ロット = 10通貨 | 0.01ロット = 1,000通貨 |
0.1ロット = 100通貨 | 0.1ロット = 10,000通貨 |
1ロット = 1,000通貨 | 1ロット = 100,000通貨 |
10ロット = 10,000通貨 | 10ロット = 1,000,000通貨 |
1注文ごとのロット制限:100ロット | 1注文ごとのロット制限:50ロット |
まとめると、XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いは1ロットあたりの取引量が違うだけです。
- ほかの細かい違いとして「1回の注文ごとの最大ロットの制限」がありますが、ここは気にしなくていいです。
関連記事:【XMのポジション数のルール】と「保有する銘柄の選び方」のコツとは?
- 「レバレッジ制限」についてはスタンダード口座とマイクロ口座は同じです。
関連記事:【XMの888倍には】レバレッジ規制あり!200万円からは200倍に
XMの口座タイプは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「XMTrading ZERO口座」の3種類で比較しても、よほどの理由がないかぎりスタンダード口座を選んでおけばOKです。