FXの考え方・手法

【海外FXか国内FXか】答えは両方を併用するということ | 有利なほうに切り替える

よく議論される「海外FXと国内FX」ではどちらがいいのか?ということについて書いていきます。

この手の議論は、人によって何を求めるのかによってかわっていき、答えはないです。

海外FXと国内FXのそれぞれにメリットデメリットがあるので、このことを知ったうえで合っているほうを選ぶこと。

海外FXでは追証なし(借金ができない)で25倍を超えてレバレッジを大きくかけることができます。海外口座では、仮想通貨FXなど国内では取り扱いのない金融商品も多くあります。

国内FXでは確かな入出金の手段と信託保全があります。

海外口座の利用はどうしても自己責任となってしまい、

大きなお金を証拠金とするトレーダーにとっては国内FXを選んだほうが安全です。

逆に資金が少ないうちは海外FXが優位となる。

それと勝ててないうちから税金の心配をするのはナンセンスです。

一応、私の答えとしては海外FXと国内FXの両方を併用したり切り替えるということがあります。

海外FXか国内FXかは両方を使ってみる(併用する)

海外の銀行イメージ

まず前提として、どちらかだけしか使えないなんてことはないんです。

例えば日本人が海外の銀行口座の開設、あるいは現地の海外保険に入ることができるのと同じように海外FX口座を利用することは違法でもなんでもないのですから。

なぜか「国内FX 対 海外FX」の議論って二元論に走りやすい。

なぜどちらかに限定をさせなくてはいけないのか!

どちらも長所・短所が明確だからこそ、

海外FXと国内FXは、資産の状況や時期によって使い分けたり、手法に合っているほうでいいのではないかと考えています。

 

ただし海外FXの効率の良さを知ってしまえば国内FXには戻れないとは思っています。

もちろん資金管理ができることは前提で。

海外FXと国内FXの両方を使ってみなければ自分がどっちに向いているのかはわからない

海外FXか国内FXどっち?

海外FXと国内FXの両方を使ってみないことにはメリットもデメリットもみえてこなく、

両方を使ってみてから合っているほうを選べばいいということが結論ですが、

年間で出せる利益や、資金量、取引したい銘柄、大きなレバレッジを求めるかなど、これらは個人によってかわってくる話です。

全員が全員一方だけが向いているなんてありえない。

 

そして、海外FXで勝てないからといって国内FXで勝てるわけではないですし、同じく国内FXで勝てないからといって海外FXで勝てるわけではないです。

海外FX・国内FX関係なく勝てる人はどちらでも勝てます。

海外FXと国内FXの両方を使う場合で考えられるパターン

海外FXと国内FXの両方を使っていくトレーダーあるいは海外FXに切り替えたい場合に、その目的や事情はいくつかのパターンがあります。

おおむね共通することは「国内ではできないこと」を海外に求めるということですね。

海外FXで増やせた資金を国内の投資資金にあてる

これが王道のパターンです。

少ない資金からトレードができる海外FXを使い、そこで資金を増やしてから国内証券会社で安全運用していく。

「海外 → 国内」と切り替えるパターン。

個人的にこれが理想なのかな、と思っています。べつにFXに限定した話ではなく「FX→株」ということもありえます。

国内口座が低レバレッジ運用・海外口座を勝負用口座として使う

上級者は、あたり前のように利用する証券会社を使い分けているということがあります。

国内FXと海外FXを併用する場合にも、普段はリスクをおさえて国内口座で低レバレッジで回して、チャンスだと思った時に勝負をかける用の口座として海外FX口座でハイレバレッジで勝負するといった「それぞれの特徴を活かして口座ごとに別手法でトレードするパターン」ですね。

海外FXは投資元本以上の損失なし!そのトレードの考え方とは:【追証なしの海外FX】元本以上の損失リスクなし!その取引の考え方

自動売買(EA)の使用

プログラムによって自動売買させるEAトレーダーの場合には海外FXのほうが選択肢は多くなります。

なぜならば国内FX業者のほとんどがMT4(MT5)に対応してはいなく、自動売買自体を認めていないからです。

MT4対応の国内登録業者も増えてはきましたが、レバレッジや約定レートの問題などMT4に対応さえしていればいいというわけでもない。

MT4でEAを使う方法について詳しくはこちらの関連記事:【自動売買】MT4プラットフォームのEAの使用方法 | XMのVPSについて

国内FXでは取り扱いのない銘柄(通貨ペア)を取引する

コモディティの種類が多い

海外FXのほうが通貨ペア数が豊富にあります。

マイナーな通貨ペア、あらゆる国の株価指数はもちろんのこと、

仮想通貨、原油、天然ガス、パラジウム、ゴールド、シルバー、

コーヒーやココアといった商品、

FXブローカーによっては日米の個別株の取り扱いもあります。

海外FXのほうが圧倒的に銘柄の数がそろっていて、それらすべての銘柄で「レバレッジ取引」ができるということ。

とりわけ仮想通貨(暗号資産)の分野では海外口座に分があり、超えられない壁がある。

仮想通貨の銘柄数やレバレッジを考えると国内口座は考えられない。

実際にCFD・原油・ゴールドの取引はどうなのか?詳しくはこちらの記事で:【CFD・原油・ゴールド】海外FXではどうか?知らなくてはいけないこと

資金力のある投資家であっても少しの資金で海外FXすることもある

勝てている人や資金力のある人は国内FXだけで十分だと言う人もいると思います。

いやいや、

すでに資金力のある投資家はFXをメインにはしません。

(本当の意味で資金力ある人は、国内海外問わずFXのような相対(あいたい)取引をメインにはしないのですが、少額から稼ぐということでは海外FXは有効。)

 

投資は分散してナンボですが、不動産や株式投資に資金をあてている場合、ある程度の資産を持っている人であっても現金比率は低いということがあります。

その場合、少ない現金部分でEAを含むトレードができるのも海外FXの魅力です。

すでに資産がある = 海外FX口座を使わないなんてことはないです。

日本国外に居住している

日本国に居住した場合、日本の証券会社は日本国外はサービス対象外であるために海外FXだけを使わざるをえない場合もあります。

海外FXか国内FXかは向いているほうを使えばよい

向いているほうを使えばよい

かならずしも海外FXと国内FXを同時に使うということではなく、切り替えるということがおすすめですね。

とはいっても合っているその一方だけをずっと使っているトレーダーのほうが多いと思います。

 

海外FXだってFXブローカーによっては法人口座はつくれますし、

資金が少ないうちは追証なしでレバレッジの選択肢が多い海外FXのほうが増やしやすいです。

メジャーな正しいFX業者を選べば(規約違反をしない限り)出金拒否なんてものは起こりません。

それでも、いずれ資金量が多くなれば国内の法律の保護を受けることができる国内口座がいいのではないかと考えています。

最終的には国内の証券会社で堅実に運用することが理想ではある。

このことはクレジットカード入金や海外からの銀行送金に対する目が厳しくなってきているということも理由にあります。

(とはいっても常識はずれな出金額ではないかぎり問題ありません)

 

資金が少ないトレーダー、あるいは大部分の資産を株式などにあてている投資の上級者であっても、少ない資金から勝負していくことができる海外FXトレードは魅力ではあります。

海外FXと国内FXにはそれぞれにメリット・デメリットがあり、

…結局答えはでないので、そのときの事情・状況によって向いているほうを使えばよい。