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【優良業者の見つけ方の手引き】「安全な海外FX業者の選び方」と「注意すること」を解説

海外FXする上で重要なことは「安心してトレードができるか」ということです。

ハイレバレッジや追証なしなど、海外FX特有のメリットがある一方、

出金拒否はもっとも不安なことではないでしょうか。

そこで、このページでは「健全に運営されている海外FX業者の選び方」について解説します。

このページの基準を満たしている海外FX業者を選ぶことによって安全度は増します。

実績のない新興FX業者とサービスが過剰なFX業者には注意が必要です。

海外FX業者の選び方の基本

正しい海外FX業者の選び方

前提として、資金力やどんなトレードスタイルなのかによってFXに何を求めるのかは個人によって変わってくる話なので、誰にとってもおすすめのFX業者なんてありません。

ただし健全に運営されている海外FX業者の目安はあり、最低限の必要知識は持っておかないといけないということ。

見るべきところは以下!

運営歴が長いか

FXブローカーの運営歴が長いか

まず見るべきは、運営歴が長いかどうかです。

FX業者(ブローカー)は築き上げてきた信用がすべてです。

このことは国内海外問わずにいえること。

海外FX業者となると、厳しめに見積もって7、8年以上は健全に運営を続けていること。

今からちょうど7、8年ほど前の、2015年スイスフランショックを生き抜いた業者であれば信用は増します。

ここが撤退したらその業界自体が終わるだろうというようなFX業者から利用します。

みんなが使っているか

そのFX業者をみんなが使っているか

次に「みんなが使っているか」です。

利用者が多いかを見ること。単に有名な業者であるということでいいです。

みんなと一緒というのは抵抗ある人もいるかもしれませんが、

みんなが使っているということは業者が儲かっている→倒産しにくいということです。

使っている人が多いということは、

万が一、業者に悪徳性があった場合に、発見され議論されやすいといえます。

みんなから監視されていて、このSNS時代にはすぐに拡散される!ということ。

 

そのみんなが「出金」もしています。できなければ騒がれます。

ですから孤立しないように素直に大手・定番のFX業者から使うこと。

 

利用者が多ければ、先に多くの事例があってトラブルは解決しやすい。

利用者が多いかどうかは、知名度があることと同義と考えていいし、上記の「運営歴が長いこと」とも一致してきます。

マイナーなFX業者は情報が上がってきません。

とくにEAを使うトレーダーに多いのですが、一部の玄人トレーダーは自分だけが良いと知っている(英語ページのみの)FX業者があったりするものですが、それはベテランの話。

システムを自前でやっているか(ホワイトラベルではない)

システムを自前でやっているかのイメージ

FX会社では、システムを大きなFX会社から借りて独自ブランドとしてFXサービスを提供するという「ホワイトラベル」という仕組みがあります。

大元の大きなFX会社と比べればホワイトラベルは子みたいな扱いとなっていますので、

海外FXをはじめるのであるならば自前でシステムを用意できている大きなFX業者から利用したほうがいいですね。

関連会社(含めて)複数の国の金融ライセンスを所持しているか

金融ライセンスイメージ

とくに重視するのは以上のことまでですが、くわえて見るべきは、やはり「金融ライセンス」です。

海外FX業者は、より多くの国に対してサービスを提供するために、建前上、会社を分けて運営されていることがあります。

建前上は別会社ということになっているのでくわしくは触れませんが、海外の小さな島国の金融ライセンスを取得しているだけではなく、

関連会社または母体となる会社が、英国のFCAといった権威ある金融ライセンスを所持していて世界で広くサービスを提供しているかなども一応チェックです。

 

とにかく、ほかの国にも顧客がいるFX業者のほうが良い。グループとしてブランドが同じである以上、特定の地域にだけ不義理を起こしてブランドを傷つけることは考えにくいからです。

海外のFXレビューサイトを参考程度に見る

参考程度にネットの海外FXレビューサイトを見る

参考程度に海外FXのレビュー(口コミ)サイトである『FPA(フォレックス・ピース・アーミー)』を見てみるのもいいです。

「日本のレビューサイトではない」というところがポイント。

FPAは日本人レビューがほぼないので、より海外FXトレーダーの本音を知ることはできます。

ただしこのようなサイトを見る際には広告表示(AD)に注意です。

優良な海外FX業者の選び方のまとめ

安全にトレードができるであろう海外FX業者の選び方をまとめると、

  1. 運営歴が長いこと
  2. 利用者が多いこと(知名度があること)
  3. システムを自前でやっている(ホワイトラベルではないこと)
  4. 関連会社含めて金融ライセンスを複数所持しているかを見る
  5. 参考程度に海外FX口コミサイト『FPA』の評価を見る

5つありますが、とくに上位の2つ(運営歴が長いか、みんなが使っているか)を意識するだけでもいいです。

多くに該当するのはXMTradingExnessですが(ほかにIC Marketsなど)、FX業者になにを求めるのかによってはかならずしも全部を満たす必要はないですね。

海外FX業者を選ぶうえで注意すること

海外FX業者を選ぶ上で注意すること

新しいFX業者には警戒することですね。

「運営歴が長いこと」とは逆のこと。

 

もちろんそのような新興業者が真面目で上質なサービスを提供し続ける可能性だってあります。

ただしこればかりはわからないことで、自分が人柱になる必要はないということ。

昨今、利用するFX業者の選択肢が多くなっている以上、様子を見てみることが良策なのではないでしょうか。

FXは大事なお金を入れるわけですから。

ボーナスが高額な新興業者に注意

新興業者はボーナス制度が魅力的なことが多いです。

ボーナス額が異常に多いような業者はとくに注意が必要。

本人確認書類を提出(KYC)することに抵抗がなく、ほぼボーナスだけでノーリスクトレードができるといった使い方によってはありだとは思います。それでも信頼できそうなところのみですが。

ボーナスで客引きをするだけして、出金までを含むFXサービスをきちんと提供できないのならば意味がないのです。

いずれ収穫フェーズに移行してくるかもしれない…

海外口座は大きなお金を入れないようにして、いつだって最悪な事態を想定して利用することですね。

 

ボーナスもそうですが、多くのトレーダーはFX業者になにか制限や改悪があったりすると文句をいいたくなってしまうものですが、過剰なサービスのほうが危険だったりします。

初心者はA-BOOK・B-BOOKという用語を気にしすぎないこと

FXのA-BOOKとB-BOOKという用語について

初心者はA-BOOK、B-BOOKだとかの用語を気にしすぎないほうがいいと思います。ECNといった言葉もそうですね。

ここではA-BOOK、B-BOOKについての詳細は省きますが、

いわゆる「受けた注文をマーケットに流さずに呑んでいることが悪」というこの手の論争に参加してしまうと迷宮にはまってしまいます。

ちなみに国内大手FX会社は全部、注文を内部で呑むタイプのB-BOOK(DD方式)です。

というか国内FX・海外FX問わずに有名なところは通常は呑みの仕組みが採用されており、顧客同士の売りと買いの注文をぶつけ合って、ポジションが一方に偏った場合にどう処理するのかがFX業者の判断となります。

カバー先が呑んでいることもありますし、そもそも流動性のほうが大事であり、そこまで呑みが悪いとするならばFXなんてとっととやめて「株(取引所取引!)」をやるべきなんです。

そして注文を呑んでないとされている玄人ブローカーを使ったところで、FXで勝ててないのなら意味がないし、

同じような話で、利益を出せてもない段階から税金の心配をすることもナンセンスです。

 

気にすべきことは、そもそも「勝てるようになるということ」と、慣れてないうちから「FXに大きなお金をぶっこまないこと」です。

安全な海外FX業者についてのまとめ

安全な優良業者の見つけ方の要点まとめ

まとめとして、健全に運営されている可能性が高い海外FX業者のポイント5つ、

  1. 運営歴が長いこと
  2. 利用者が多いこと(知名度があること)
  3. システムを自前でやっている(ホワイトラベルではないこと)
  4. 関連会社含めて金融ライセンスを複数所持しているかを見る
  5. 参考程度に海外FX口コミサイト『FPA』の評価を見る

真の結論として「誰にとってもおすすめできるFX業者なんてない」です。が、

ひとついえることは海外FX初心者と多数派トレーダーにとっては、

「運営歴が長いこと」「利用者が多く有名であること」この基準で選べばよいです。