海外FXの「口座開設から実際にトレードするまで」の具体的な流れを解説します。
このページでは使うFXブローカー選びから、口座登録、MT4及びMT5でスマホトレードするまでの流れがわかります。
FXを知ることからスタート

FXは簡単にいえば「買い」と「売り」の二択で、「買い」のポジションを取ったとすれば上がれば利益、下がれば損失となります。
ポジションを持つことと決済のタイミングはトレーダー自身で決めることになるので、ここがFXの面白いところであり難しいところでもあります。
FXはシンプルだが奥が深い!
そして…、FXに慣れたとしても、資金力がないと国内でまともなポジション数量を保有することはできません。
トレーダーならば「少額からレバレッジを効かせて取引したい」と思うことは、かならず通る道となります。
そのとき海外FXを使う選択がでてくるのです。
どこの海外FX業者を使うのかを決める

海外FXをするにしても正しい業者を選ぶことが鉄則となります。
広い海外のFXは魔界みたいなもの。ですが、
全部の海外FX業者が悪いわけがないし、国内FX業者なら全部が良いということではないです。
海外FX・国内FX関係なく良いところは良いし、悪いところは悪い。本当にこれだけです。
そしてFXを含む海外のITサービスのほうが前衛的でいろいろなことができます。
ここに安全な海外FX業者の選び方の目安を書いておきます。
安全にトレードできる優良な海外FX業者の選び方のポイントは5つ、
- 運営歴が長いこと
- 利用者が多いこと(知名度があること)
- システムを自前でやっている(ホワイトラベルではないこと)
- 関連会社含めて金融ライセンスを複数所持しているかを見ること
- 参考程度に海外FX口コミサイト『FPA』の評価を見ること
これらのことは覚えておきましょう。
条件にあてはまる信頼できるFXブローカーとして、
スイングトレードならXM(あとに極KIWAMI口座などスプレッドが狭い口座タイプが登場したので短期トレードにも適応)、
無制限レバレッジが使えて幅広いトレードに適しているのがExness(エクスネス)で、このようなFXブローカーがいいのではないかと考えています。
ほかのFXブローカーを使う場合を含めて、不安な方は少額入金かつ出金をこまめにするようにしましょう。
人によっておすすめのFX業者はかわってくる

使うブローカー(海外FX業者)は、長期か短期かのトレードスタイルによって、あるいはボーナスの有無など「何を求めるか」によってかわってきます。
こちらの記事には「何を求めるか」によって使うところの定番をちょろっと書いています。
海外FX人気ナンバーワンである「XM(XMTrading)」だってかならずしも万人に合っているというわけではないです。
迷うくらいなら使う証券会社は大手から

迷うくらいなら使うFX業者は、大手・定番といった「みんなが使っているところ」を選ぶことが鉄則です。
【はじめて海外FX口座を作るならばどこがいいか】大手からがおすすめです
スプレッドが狭い業者を求めるのなら、その特性を持つFX業者でなかで有名どころを使ってみることですね。
スキャルピングをしないトレーダーならば、はじめての海外FXはXM(XMTrading)が無難ではあります。
XMがほぼほぼ海外FX界の標準となっているところがあるので、あとで乗り換えるにしても、ここで慣れたあとに自分に合ったブローカーを探していくというのがいいと考えています。
海外FX業者の口座開設から必要書類提出の流れはどこも同じですが、
以下はおもにExnessとXMを例にします。
海外FXの口座開設方法
ブローカー公式ページの「新規口座」開設から必要事項に入力していきます。
そのあとに本人確認書類をアップロードします。
必要事項を入力
Exnessのトップページの新規口座では最初にメールアドレスを確認。

詳しい記入方法と必要書類についてはこちら
続けてブローカーページの住所入力は英語表記で入力することになっていますが、
「マンション名 → 丁・番 → 市区町村 → 都道府県 → 国」
日本語表記とは逆に、小さいエリアから大きいエリアの順に入力していくイメージです。
アルファベット・数字で入力するだけで多少記入が前後していても問題ない場合がほとんどです。
あとでアップロードする本人確認書類と一致していることが重要です。
XMの口座開設ページの入力フォームの例

「MT4かMT5」「口座タイプ」について
口座タイプは、迷うくらいなら「MT5のスタンダード口座」で問題ありません。
MT5に対応しているFXブローカーなら、MT4用EAを使用しないのであればMT5口座でOK。
あとからでも「MT4とMT5」「口座タイプ」は追加口座で乗り換えができます。
本人確認書類のアップロード
本人確認書は免許証やマイナンバーカードで有効期限内のものをスマホカメラで撮ってアップロードします。
住所確認書のアップロードで注意することは、FX業者によって書類の発行日が3ヶ月以内あるいは6ヶ月以内と条件があるので、その条件に合った書類をアップロードします。
アップロードする書類はスマホのカメラで撮ったものでOK。
文字さえ読めればいいのです。
ただしカメラが高画質なために容量が大きいと送れない場合があるので、スマホカメラの設定を「互換性優先」にして、それでも大きいようならば写真サイズを小さくする必要もあります。
PCに標準搭載されているペイントツールで縮小できます。
ここまでしなくても、そのままアップロードできる場合がほとんどです。
FXブローカーとのやりとり
FXブローカーから届く日報などの自動メールやサポートへの問い合わせは基本的にメールでやりとりをするようになるので、
口座有効化完了メールやトレード日報などFXブローカーから届くメールが迷惑メールフォルダに入ってしまっていないかをチェックすること。
XMとExnessでは日本語チャットでコンタクトをとることもできます。
海外FXの管理画面(会員ページ)
口座開設が完了したら、発行された「ID」と「パスワード」でもってひんぱんに管理画面(会員ページ)にログインすることになります。

「入金・出金」の申請のほかに
ほとんどの海外FXブローカーでは複数口座を持てるので「追加口座の開設」、
「別口座への資金の移動」といったことをログイン管理画面から手続きをします。
MT4 / MT5(メタトレーダー)アプリを使ってトレードする

実際にトレードするのはMT4とMT5(まれにFXブローカーオリジナルのアプリ)といった専用のプラットフォーム上でFXトレードをします。
MT4 / MT5をPCおよびスマホにインストールして(無料です)、
そのアプリを起動したあとに、口座開設時に発行されたサーバー名称と一致するものを選択、口座IDとパスワードを入力してアプリにログインすることによってリアルトレードをすることができます。
MT4 / MT5のスマホアプリの使い方

現在主流のMT4 / MT5(メタトレーダー)のスマホアプリの使い方を解説します。
PC版MT4 / MT5の操作方法についてはこちら
関連記事:【MT5(MT4)の使い方】海外FXの「取引方法」を解説します!
Webブラウザ版MT4 / MT5の操作方法についてはこちら
関連記事:【WebTraderの操作方法】海外FXのMT4 / MT5の注文方法を解説
XMオリジナルのモバイルアプリの使い方と利点についてはこちら
関連記事:XMの無料のモバイルアプリの使い方【メタトレーダーとの違いとは?】
MT4 / MT5スマホアプリの口座設定
メタトレーダーアプリをスマホにインストールしてはじめての起動時には、ご自身のFX口座に接続するための設定をします。
MT4 / MT5アプリの下のメニュー「設定」から「新規口座」をタップして、

「既存のアカウントにログイン」をタップ。

FXブローカーを入力・検索し、
表示された「サーバ名・サーバ番号」の一覧から、

該当するブローカーのサーバを選択し、
ログインIDとパスワードを入力してログインします。

このとき「パスワードを保存」しておけば口座設定は固定され、毎回わざわざログインする必要がなくなります。
「気配値」画面
アプリを起動して下のメニュー「気配値」によって表示された通貨ペアを選択して、
その通貨ペアの「トレード」と「チャート」画面にいくことができます。
例としてドル円をトレード。USDJPYをタップします。
ブローカーや口座タイプによっては「USDJPY」のあとに小文字の「m」などが付いている場合があります。

MT5スマホアプリの場合、通貨ペアの一覧から、通貨ペアを左にスワイプしてもチャート表示画面・注文画面にとべます。スワイプしきったらチャート表示画面にとびます。
もし「気配値」画面に見たい通貨ペアが表示されていない場合は、
MT4アプリの場合、右上の「+」ボタンから(MT5アプリの場合「検索するシンボルを入力」から)通貨ペアを追加していきます。

発注方法
トレードの発注方法は、
買いか売りを即実行する「成行注文」か、

Buy Limit(買い指値)、Sell Limit(売り指値)といったその「価格」になったら買いか売りをする予約注文(この場合「価格」も指定)かを選択し、

その下にある数字で「ロット」を指定します。0.10が1万通貨です。
ストップロスはその「価格」になったら損切りする「損切り注文」、
テイクプロフィットはその「価格」になったら利益確定する「利確注文」です。
ストップロスは、必ずしも含み損のある場合に発動するものではなく、含み益を確保していく場合にもストップロスを引き上げて(売りの場合引き下げて)いくこともできます。
「指値注文」を入れておく場合は「価格」と「ロット数」を指定して「発注」ボタンを、
「成行注文」の場合「ロット数」を指定して、そのまま「赤い売り」ボタンか「青い買い」ボタンを押すことによってポジションを保有します。
スマホ版MT5版アプリでは、チャート表示画面の右上のワンクリックアイコンから、BUY LIMIT・SELL LIMITラインを上下して指値注文できるようにもなっています。
「トレード」画面

ポジションを保有したあとは、
残高や証拠金維持率などが表示されている「トレード」画面から保有ポジションの管理・決済をおこないます。
MT4 / MT5画面に表示されている「有効証拠金」「証拠金維持率」といった用語について詳しくはこちらで解説しています↓
関連記事:【有効証拠金と証拠金維持率とは?】海外FXのルールとクレジットとの関係を知る
スマホの分割決済は、ひとつのポジションに対して成行の決済のみ保有ロット数を指定して部分決済することができますが、指値決済ではできません。
ポジションごとにしか指値決済(ストップロス、テイクプロフィット)を入れられないので、部分的に指値(予約)決済したいのであれば、あらかじめポジションを分けてエントリーする必要があります。
出金するまでがFX
そしてFXは出金してフィニッシュです。
海外FXブローカーにはマネーロンダリングに対策するための「出金ルール」がありますので、こちらの記事を参考にしてください。
海外FXトレードはこちらのFXブローカーで!
ここまでの「実際にトレードするまでの流れ」は、
海外FXの口座開設ボーナスを使えば入金不要で試すことができます。
はじめてのFXの場合、いきなり大きなお金を投入してしまうとロットの管理ができないまますぐに資金を溶かしてしまう危険があるので、
有名どころかつ口座開設ボーナスのあるFXブローカーで少額ロットから慣れていくことをおすすめします。
XMは口座開設するだけで「3,000円の取引ボーナス」がもらえるので、この3,000円トレードについての考え方はこちら:XMのボーナス3000円から増やすには?何ロットにするべきか
Exnessの「無制限レバレッジ」について詳しくはこちら:【ボーナスはなくとも】エクスネスのレバレッジ無制限を使った資金移動の戦略