XMTrading(以下XM)に新しい口座タイプ「KIWAMI極口座」が登場しました。
このKIWAMI極口座を一言で説明すると「スプレッド狭い、入金ボーナスなし、スワップフリー」です。
このページでは詳しいスペックと誰が使うべきか?を解説します。
もちろんEA(自動売買)にも使える口座となっています。
XMに「KIWAMI極口座」が新登場
XMはあまり変化のないFXブローカーでしたが、ボーナスプロモーションの開催頻度の強化や仮想通貨CFD取引の開始など、ここにきてポジティブな変化がみられるようになりました。
そしてXMの弱点といえばスプレッドの広さでしたが、
今回、新しい口座タイプが追加されたことによって、スプレッドが狭い本格派の口座タイプの選択肢が与えられたことに。
新しい口座タイプの名前は「KIWAMI極口座」
名前のセンスは置いておき、スプレッドが狭く、固定取引手数料なし、メジャー通貨ペアのスワップなしの口座となっています。
ただし入金ボーナス対象外であることに注意。つまりただの上級者向け口座といえます。
「KIWAMI極口座」のスペック
【KIWAMI極口座のスペック】
- 入金ボーナスなし、3,000円の取引ボーナス(口座開設時の未入金ボーナス)には対応
- スプレッドは最低0.6ピップ
- 最大レバレッジは1,000倍
- スワップ手数料なし
- 基本通貨は、USD、EUR、JPY
- 取引手数料なし
- 最小取引ロットは0.01ロット
- 最低入金額5ドルから
メリットはなんといってもスプレッドの狭さとスワップフリーであること。
同じ時期にXMに導入されていた仮想通貨CFDもKIWAMI極口座で取引できます。
「KIWAMI極口座のスプレッド / スワップ / ストップレベル」
USDJPY(ドル円)の最低スプレッドは0.006、平均スプレッドは0.007となっています。スワップはロング / ショートともに0。もちろん指値、逆指値のストップレベルも0です。
ゴールドの最低スプレッドは0.12、平均スプレッドは0.15となっています。ゴールドもスワップなし。ストップレベル0です。
入金ボーナスなし・一部の銘柄のみがスワップフリー
KIWAMI極口座の注意点は入金ボーナスなしであること。口座開設ボーナス(3,000円の取引ボーナス)のほうは使えます。
もうひとつ注意点としてKIWAMI極口座のスワップフリーは激選銘柄のみとなっていて、
全部の銘柄がスワップなしとなるわけではなく、スワップなしとなるのは「メジャー通貨ペアのみ」と覚えておくこと。
USD、EUR、JPY、GBP、AUD、NZD、CAD、CHFといったメジャー通貨同士のペアがスワップフリーで、それら以外のエキゾチック通貨にはスワップが発生します。
メリット:スプレッド狭い、固定取引手数料なし、メジャー通貨ペアはスワップなし
デメリット:入金ボーナスなし
ほかの口座タイプと比べてどうか
XMを使うメリットとしては入金ボーナスが使えることにあるので、ほとんどの海外FX初心者は「スタンダード口座」がいいと考えています。
入金ボーナス対象口座はスタンダードとマイクロのみ
1ロットが1,000通貨となる「マイクロ口座」は検証用の口座となります。
上位口座として「ZERO」と「KIWAMI」があることになりますが、個人的にZERO口座より今回登場したKIWAMI極口座のほうが好きです。
入金ボーナスなしであることは共通ですが、ZEROは最大レバレッジ500倍まで、スワップありで1ロットごとに往復の固定取引手数料も取られてしまいます。
XMの新口座は誰が使うべきか
今回登場したKIWAMI極口座は「手数料コストをおさえたい、しかしほかのFXブローカーに乗り換えるまでもないトレーダー」に適している口座タイプとなるのではないかと。
ほかにスプレッドが狭いFXブローカーがある以上、XMは海外FX初心者とスイング向けに適したブローカーでした。
ロットが大きいトレーダーは、これまでXMを使っていると1日ポジションを寝かせただけでマイナススワップがごっそり取られていくことがあったわけですが、KIWAMI極口座によってこれを回避することができる。
スイングトレーダーでなくとも、入金力あるトレーダーにとってXMの少しのボーナスはそこまでメリットがあるわけではなく、ボーナスは規約違反に触れてしまう足かせとさえなってしまうので入金ボーナス対象外のKIWAMI極口座がいいと考えています。
XMをそのまま使い続けたいトレーダーがステップアップする口座として最適な口座となっている。
EAを使う場合にもXMの選択肢が広がった。
今回、新登場した口座タイプによってXMにも改革の姿勢がみられたことがよかったことだと思いました。これまでXMは保守的な運営となっていたこともあり、近年ほかのFXブローカーに勢いがありましたが、運営歴が長いところで取引していきたいトレーダーには朗報になったのではないかと思います。