Exness(エクスネス)の【レバレッジ】についてを解説します。
Exnessには海外FX業界屈指の最大レバレッジがあります。
Exnessのレバレッジは最大で「無制限∞」
無制限レバレッジの解放には条件がありますが、初期の最大レバレッジであっても2,000倍とかなりの大きさです。
海外FXでは口座残高によってレバレッジに制限がかかることが普通ですが、
Exnessにおいても取引口座の有効証拠金によって、時間帯によってレバレッジ制限がかかってしまうので、トレード戦略のうえでもレバレッジ制限についてはあらかじめかかってしまうことを覚悟してトレードしていかなくてはなりません。
この記事ではExnessのレバレッジ、とくに「レバレッジ制限」と「レバレッジ無制限」についてを詳しく解説していきます。
Exnessの「レバレッジ」について
Exnessでは最大レバレッジ2,000倍(裏のスペックとして無制限)と、トレーダーにとって高いレバレッジで攻めたトレードをしていけることがメリットとなりますが、つねに高いレバレッジを使い続けられるわけではありません。
まずはExnessの口座設定を確認していきます。
最大レバレッジは取引口座ごとに変更する
最大レバレッジはアカウントごとにではなく、取引口座ごとに変更できます。
取引口座のレバレッジ変更は、
Exnessの会員ページにログイン。
最大レバレッジを変更したい口座の「ギアマーク」をクリックし、
「レバレッジの変更」をクリック。
レバレッジ設定「1:いくつなのか」を選択します。
取引口座の有効証拠金によるレバレッジ制限
Exnessでは口座資金(有効証拠金)が大きくなればなるほどに使用できる最大レバレッジに制限がかかります。
口座資金が少額であると最大レバレッジ2,000倍を選べます。そこから資金が増えていくごとに有効証拠金によってぶつ切りされたレバレッジ制限のかかるラインがあり、有効証拠金が増えていくほど取引口座の最大レバレッジに制限がかけられていくということですね。
以下が「有効証拠金額によって」ぶつ切りされたレバレッジ制限がかかる水準です。
追記:2021年3月20日より利用可能なレバレッジに変更があり、より有利な条件になっています。
▼有効証拠金がつぎの金額(USD)未満のときにのみ、そのレバレッジが利用可能となります。
Exnessの有効証拠金による利用可能なレバレッジ
- 「1:2000」のレバレッジは有効証拠金が5,000ドル未満
- 「1:1000」のレバレッジは有効証拠金が15,000ドル未満
- 「1:600」のレバレッジは有効証拠金が30,000ドル未満
- 「1:400」のレバレッジは有効証拠金が60,000ドル未満
- 「1:200」のレバレッジは有効証拠金が200,000ドル未満のときに利用が可能
- 200,000ドル以上の大きい有効証拠金額となると「1:100」に
- 「1:無制限」のレバレッジは有効証拠金が1,000ドル(10万円と少し)未満のときのみ利用が可能です。
利用可能な最大レバレッジは「状況により実際のレバレッジは低くなることがあります」とExnessで説明されているように次項のことにも注意する必要があります。
時間帯によってレバレッジ制限がかかる
有効証拠金によるレバレッジ制限だけではなく、
重大なイベントや指標前後にもレバレッジ制限「1:200」がかかることがあります。なんなら、たいしたことのない時間帯にもかかることあり……。
ですから長めのポジションを保有する場合には証拠金維持率にはある程度は余裕を持たせなければなりません。
Exnessは高いレバレッジを求めて使うトレーダーは多くいると思いますが、その場合、レバレッジ制限がいつかかってしまうかには注意を払わなくてはなりません
銘柄によって最大レバレッジは変わる
海外FXでは数多くの銘柄がありますが、
最大レバレッジ2,000倍の設定は、
おもにUSD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(円)、GBP(ポンド)、AUD(豪ドル)、NZD(ニュージーランドドル)、CAD(カナダドル)といったメジャー通貨ペアやゴールドに適用されるものであり、
原油・商品・仮想通貨・株式・株価指数といったカテゴリ銘柄の最大レバレッジはより低くなり(50〜200倍)、有効証拠金によって変動しないタイプとなります。Exnessのレバレッジ無制限も使用できません。
Exnessのレバレッジ無制限の解放条件とは
Exnessの「レバレッジ無制限」は、口座開設をしてから一定の取引を満たせば口座のレバレッジ設定から選択できるようになります。
▼Exnessのレバレッジ無制限の解放条件
- 最低10ポジションの取引(指値注文を除く)
- 最低5ロット(50万通貨)を決済
以上の両方を満たしたあとに選択できる
最短でレバレッジ無制限を解放するとなれば、
0.5ロットの注文・決済を10回すればOKです。
ただしエントリーは成行でする必要があります。決済のほうは逆指値または指値でOKです。
条件を満たせば、既存の取引口座のレバレッジ変更、あるいは追加の新規口座開設で「最大レバレッジ無制限」を選択できるようになります。
▼新規の取引口座のレバレッジ設定(追記:2021年8月30日からMT5でもレバレッジ無制限に対応しました。)
▼既存の取引口座のレバレッジ設定
レバレッジ無制限が使用できるのは、
その口座の有効証拠金が1,000USD(10万円と少し)未満であること
レバレッジ無制限口座で取引すると、
MT4の最大レバレッジは設定上21億倍となっており、証拠金維持率がとんでもない桁の数字に!
なぜレバレッジ無制限に条件があるのか
ある程度のトレード経験がなければ「レバレッジ無制限」は選択できないようになっており、
いきなり無制限を選択していっきに資金を溶かしてしまわないようにとの配慮があるようです(2,000倍であっても同じことですが……)
大きすぎるレバレッジは資金が少ないトレーダーに対してだけのサービスである反面、その少ない資金をも溶かしやすいことに注意は必要です。
レバレッジ無制限は口座資金が増えれば使えなくなりますが、
含み益を確保したまま資金の全部を移動できるといった面白いこともできるので少額のうちはExnessの特徴をうまく活かしていくといいかもしれません。