Exness(エクスネス)の【レバレッジ】についてを解説します。
Exnessには海外FX屈指の「レバレッジの選択肢」があります。
Exnessのレバレッジは最大で「無制限∞」です。
無制限レバレッジには条件がありますが、それでも初期の最大レバレッジは2,000倍とかなりの大きさです。
海外FXでは口座残高によってレバレッジに制限がかかることが普通ですが、
Exnessにおいても、取引口座の有効証拠金によって、時間帯によってレバレッジ制限がかかるので、トレード戦略のうえでも、そのことについてはあらかじめ理解しておかなければなりません。
この記事ではExnessにおける「レバレッジ制限」と「レバレッジ無制限」についてを詳しく解説していきます。
Exnessの「口座タイプ」と「レバレッジ」の選択の多さについて
Exnessでは「4種類の口座タイプ」に「最大レバレッジ2,000倍(裏のスペックとして無制限)」といった、トレーダーにとって選択肢が多くなることが強みですが、
選択肢が多いぶん、かえってわかりにくく感じてしまうことがあると思います。
レバレッジ制限についてもあらかじめ把握しておきましょう。
Exnessの使うべき口座タイプ
「レバレッジ」の話からここだけは逸れてしまいますが、Exnessの口座タイプに関して大事なことなのでいっておくと、
Exnessの取引口座のタイプには、
- スタンダード
- ロースプレッド
- ゼロ
- プロ
以上の4種類があります。(少額ロット用のスタンダードセントも開設できるようになりました。)
最初に使う口座はスタンダードで、
そのうち、スプレッドコストをおさえることのできるロースプレッド・ゼロ・プロのいずれかを使うことがいいと感じています。
スタンダード口座は初回入金額が1USDから可能ですが、
スタンダード以外のロースプレッド、ゼロ、プロは上位口座のような扱いとなっており、初回1,000ドル(10万円と少し)からの入金が必要となりますが、減らした分には使い続けることができます。
ロースプレッドとゼロがスプレッドが狭いかわりに外だしの固定手数料がかかる口座タイプですがトータルで取引コストをおさえることができます。
追加口座の申請は、会員ページから「新規口座の開設」をクリックして、

- 「本取引口座」を選択し、
- 「MT4」か「MT5」かのお好きな取引プラットフォームを選び、
- 最大レバレッジを選択し、
- 口座通貨(円)を指定して、
- 口座ニックネーム(←そのままでもOK)とパスワードを設定して開設
Exnessでは「口座名」を自由に変更することができますが、日本語ではMT4の表示で文字化けします。
口座名が文字化けしてもトレードに支障はありませんが、英語名でつけるようにしましょう。
口座名の例:「スタンダード」ではなく「Standard」にする

レバレッジ制限については全口座タイプに適用されます。
最大レバレッジは取引口座ごとに変更する
最大レバレッジはアカウントごとにではなく、取引口座ごとに変更できます。
レバレッジ変更の手順は、
Exnessの会員ページにログイン。
最大レバレッジを変更したい口座の「ギアマーク」をクリックし、
「レバレッジの変更」をクリック。
レバレッジ設定「1:いくつなのか」を選択します。
Exnessのレバレッジ制限
Exnessのレバレッジ制限については、
口座資金(有効証拠金)が大きくなればなるほどに最大レバレッジに制限がかけられます。
これはどこの海外FX業者であってもそうです。
最初は最大レバレッジ2,000倍からのスタートです。
そこから資金が増えていくごとに有効証拠金によってぶつ切りされたレバレッジ制限のかかるラインがあり、有効証拠金が増えていくほど取引口座の最大レバレッジに制限がかけられていくということですね。
Exnessの隠れた特徴である「レバレッジ無制限」については、取引条件を満たせば口座のレバレッジ設定から選択できるようになります。
取引口座の有効証拠金によるレバレッジ制限
以下が「有効証拠金額によって」ぶつ切りされたレバレッジ制限がかかる水準です。
有効証拠金が次の金額(USD)未満のときにのみ、そのレバレッジが利用可能となります。
追記:2021年3月20日より利用可能なレバレッジに変更がありました。より有利な条件になっています。
Exnessの有効証拠金による利用可能なレバレッジ
- 「1:2000」でのレバレッジは、有効証拠金が5,000USD(約50万円)未満、
- 「1:1000」でのレバレッジは、有効証拠金が15,000USD(約150万円)未満、
- 「1:600」でのレバレッジは、有効証拠金が30,000USD(約300万円)未満、
- 「1:400」でのレバレッジは、有効証拠金が60,000USD(約600万円)未満、
- 「1:200」でのレバレッジは、有効証拠金が200,000USD(約2,000万円)未満のときに利用が可能。
- 200,000USD以上の大きい有効証拠金額となると「1:100」になります。
「1:無制限」でのレバレッジについては、有効証拠金が1,000USD(約10万円)未満の場合のみ利用が可能です。
利用可能な最大レバレッジは「状況により実際のレバレッジは低くなることがあります」とExnessで説明されているように次のことにも注意する必要があります。
時間帯によってのレバレッジ制限にも注意すること
注意しなくてはならないことは有効証拠金によるレバレッジ制限だけではなく、
重大な経済ニュース・イベント前後にもレバレッジ制限「1:200」にかかることがあるということです。
ですから、長めのポジションを保有する場合には証拠金維持率にはある程度は余裕を持たせなければなりません。
銘柄によっても最大レバレッジはかわる
海外FXでは豊富な銘柄数がありますが、
最大レバレッジ2,000倍の設定は、
おもにUSD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(円)、GBP(ポンド)、AUD(豪ドル)、NZD(ニュージーランドドル)、CAD(カナダドル)といったメジャー通貨ペアに適用されるものであり、
一部のマイナー通貨や、
原油・商品・仮想通貨・株式・株価指数といったCFDの最大レバレッジはより低くなり、Exnessのレバレッジ無制限も使用できません。
Exnessのレバレッジ無制限の解放条件とは?
ほかのブローカーにはないExness独自のユニークな特徴が「レバレッジ無制限」ですが、
「レバレッジ無制限」には解放条件があります。
Exnessのレバレッジ無制限を使うためには、口座開設してから以下の取引条件を満たす必要があります。
- 最低10ポジションの取引(指値注文を除く)
- 最低5ロット(50万通貨)を決済
以上の両方を満たした場合のみ選択が可能となります。
最短でレバレッジ無制限を解放するとなれば、
0.5ロットの注文・決済を10回すればOKです。
ただしエントリーは成行でする必要があります。決済のほうは逆指値または指値でOKです。
条件を満たせば、既存の取引口座のレバレッジ変更、あるいは追加の新規口座開設で「最大レバレッジ無制限」を選択できるようになります。
新規の取引口座のレバレッジ設定(追記:2021年8月30日からMT5でもレバレッジ無制限に対応しました。)

既存の取引口座のレバレッジ設定

レバレッジ無制限が使用できるのは、
- その口座の有効証拠金が1,000USD(約10万円)未満であること
レバレッジ無制限の口座で取引すると、
MT4の最大レバレッジは設定上21億倍となっており、証拠金維持率がとんでもない桁の数字に。

なぜレバレッジ無制限に条件があるのか
ある程度のトレード経験がなければ「レバレッジ無制限」は選択できません。
いきなり無制限を選択していっきに資金を溶かしてしまわないようにとの配慮があるようです(2,000倍であっても同じことですが…)
大きいレバレッジは、資金が少ないトレーダーに対してだけのサービスである反面、その少ない資金をも溶かしやすいことには注意が必要です。
レバレッジ無制限については、いずれ資金が大きくなれば使えなくなりますが、
含み益を確保したまま資金移動ができるといった、おもしろいこともできるので最初のうちはExnessの強みをうまく活かしていくことがいいでしょう。
レバレッジ制限については、レバレッジが制限されたあとであっても、Exnessの最大レバレッジはFX業界屈指の大きさなので問題にはならないはずです。
レバレッジ制限がかかる基準も海外FX大手のXMよりもゆるいですね。
大きすぎるレバレッジには注意
海外FX全般の注意点として、
しつこいかもしれませんが、大きなレバレッジは少額トレーダーにとってはチャンスがある反面、
実際のトレードでは、すぐに強制ロスカットされてしまうので取り扱いには注意が必要です。
FXで888倍や2,000倍のレバレッジなんて現実的には使えません。
フルレバは資金を溶かすだけなので注意です。時間とお金の無駄にならないようにしましょう。
それと、まともな海外FXブローカーほど「レバレッジ制限」はかかってしまうものなので、
上記「有効証拠金によってのレバレッジ制限のかかるライン」をあらかじめ知っておき、ポジション保有は証拠金維持率に余裕を持たせることをおすすめします。
これからの海外FXトレードはExness(エクスネス)
FXの利点は「レバレッジ」にあるので、Exnessの強みもそこにありますね。
ブローカーとしての透明性と信頼性、取引コストの安さ、無制限レバレッジを含む最大レバレッジは海外FX業界屈指の水準なので、これからFXするならばExnessです。