Exness(エクスネス)の【ゴールド】について。
通貨ペアごとの取引ランキングでExnessでもっとも取引されているペアのひとつがゴールド(XAUUSD)となっています。
今回はExnessで「ゴールドトレード」することはどうなのか?について、スプレッド、取引時間、スワップ、レバレッジなどスペックをみながら、ほかのFX業者と比べてどうなのかまでを書いていきます。
Exness(エクスネス)のゴールドのスペック
ゴールドは、ISO(国際標準化機構)の通貨コードでは「XAU」と表されており、
MT4 / MT5の銘柄表示もゴールド(金)といえば XAU のことをいいます。

ゴールドのペア一覧
貴金属
- XAUUSD(ゴールドとUSドル)
- XAUEUR(ゴールドとユーロ)
- XAUGBP(ゴールドとポンド)
- XAUAUD(ゴールドとオーストラリア・ドル)
仮想通貨クロス
- BTCXAU(ビットコインとゴールド)
スタンダード口座では「XAUUSDm」のようにペア名のあとに「m」がつきます。ロースプレッド口座とプロ口座、ゼロ口座に「m」はつきません。
ExnessではXAUAUDなどはあるのに意外なことに「XAUJPY(ゴールドと日本円)」ペアはありません。
ちなみにシルバー(XAG)もゴールドのペアと同じラインナップです。
実際に取引するゴールドペアは流動性や値が飛ばないといったことを考慮するとやはり「XAUUSD」がいいです。
ゴールドのスワップ
XAUUSDのみがスワップフリー(←マイナススワップが取られない)となっていましたが…
追記:XAUUSDはスワップフリーレベルが「優待」からスワップフリーとなりました。
もともとスワップフリーレベルがスタンダード(つまり最初から)でもXAUUSDはスワップフリーでしたが、2023年の初頭に改悪…、
スワップフリーレベルが優待のときのみスワップフリーになりました。
優待でない場合、スワップフリーレベルをアップさせるためにはExnessで一定の取引量を満たす必要があります。
優待スワップフリーのときを除いて基本的に
ゴールドペアはロング方向にマイナスのスワップが取られます。
2022年および2023年の市況が資源高であったことも関係あり?
XAUEUR、XAUGBP、XAUAUDのゴールドペアはスワップフリーレベルに関係なくロングはマイナススワップ、ショートは0スワップ。
水曜日はスワップ3倍となります。
スワップが口座に適用されるのは日本時間ならば夏季は朝6時。
ゴールドの取引時間 | 外国為替ペアと同じだが休憩あり
ゴールドも外国為替ペアと同じ平日の取引となりますが、外国為替と違いゴールド(貴金属)には1時間ほどの休憩(取引中止時間)があります。
【休憩】
冬季は22:00〜23:00 GMT、夏季は21:00〜22:00 GMT
(より正確にいうと冬季の休憩は21:59〜23:01、夏季は20:59〜22:01)
【取引時間の開始と終了】
日曜の冬季23:05・夏季22:05開始 〜 金曜の冬季21:59・夏季20:59終了
※いずれもサーバー時間GMT+0
GMTの時間に9時間を足せば日本国内の時間になります。
シルバー(XAG)も共通です。
Exnessの「取引時間」について詳しく:【Exnessの取引時間】通貨ペア・ゴールド・仮想通貨をチェック | GMTとは?
BTCXAUの仮想通貨クロスペアにも早朝に40分ほどの休憩時間があります。
ゴールドのレバレッジ
Exnessのゴールドペアの最大レバレッジは「1:2,000」(じつは条件を満たせば無制限も使える)
ただし通常の為替ペアと同じく、口座資金(有効証拠金額)が増えるごとに使用できる最大レバレッジには制限があります。
仮想通貨クロスペアである「BTCXAU(ビットコインとゴールドのペア)」はレバレッジ「1:200」です。
ゴールドの最大レバレッジは2,000倍ですが、毎日の休憩から30分以内の注文には1,000倍以下に制限されます。
指標発表や市場の開始終了の前後には200倍にまで制限されます。

つねに固定されたレバレッジが適用される「エネルギー」のようなカテゴリの銘柄とは違って、
ゴールドとシルバーには外国為替ペアと同じように口座に設定された最大レバレッジが適用されるので、1,000 USD未満の口座では無制限レバレッジも使えます。
Exnessのゴールドの仕様
最小ロットサイズは0.01ロット。

2022年3月よりExnessのストップレベルがゼロになりました(←すぐ近くに指値および逆指値をおける)
ゴールドのスプレッドは、もっとも狭いのはゼロ口座のもので0.0pips!
ただしゼロ口座(およびロースプレッド口座)には外出しの固定手数料あり。
口座タイプごとの「ゴールド(XAUUSD)」の平均スプレッド | 手数料 | スワップ
平均スプレッド(pips) | 手数料(ロットごと / 片道) | スワップ | |
スタンダード「XAUUSDm」 | 20 | なし | ロングはマイナス / ショートは0 |
ロースプレッド「XAUUSD」 | 6.3 | 3.5 USD | ロングはマイナス / ショートは0 |
プロ「XAUUSD」 | 12.5 | なし | ロングはマイナス / ショートは0 |
ゼロ「XAUUSD」 | 0 | 8 USD | ロングはマイナス / ショートは0 |
※スワップフリーレベル「優待」になるとスタンダード口座を含む「XAUUSD」はスワップフリー
ゴールドの口座タイプはどれがいい?
初回入金1,000USD(10万円と少し)を超えるのであればプロ口座のいずれかがいいです。1,000USDからスタートできるのであればスタンダード口座を使う理由はない。
上位口座にはロースプレッド、プロ、ゼロの3種類があります。
私はロースプレッド口座かゼロ口座がいいと思っていたのですが、SNS(Twitter)上のExnessヘビーユーザーはプロ口座の愛用者も多く、
つまり上位口座の3種類はどれもいいということ。
しいていうならスイングトレードならロースプレッド、スキャルピングならゼロ、固定手数料を回避するのならプロというイメージはありましたが、もはやどのトレードスタイルであっても特別この口座がいいということはいえなくなっています。
結論:上位口座ならどれでもいい。ただしプロ口座のみ即時約定タイプで仕様が異なる(約定されずリクオートされることあり)
よって、迷うくらいならまずはゼロかロースプレッドでいいと考えています。ロースプレッドはExnessで一番新しい口座タイプなので利用者はゼロのほうが多いと思います。

1,000USDより下回る少額入金からのスタートであればスタンダード口座となります。
一般にゴールドをFXトレードすることについて
ゴールドにはボラ(価格変動の激しさ)があるのでFXトレードでは定番の銘柄となっていますが、チャンスがある反面、資金を溶かしやすいです。ドル円と比べるとゴールドは特急のように動きます。
重要な指標の際にもメジャー通貨ペア以上に動くので、ゴールドの取り扱いには注意が必要で、とくにロットと入金額の管理、損切りラインは身に染みて覚えておく必要があります。
ほかにゴールドに匹敵するボラがあるのはポンドとなりますね。
▼こちらの記事にゴールド(ほかに原油、指数)についてまとめていますのでチェックしてみてください。

ほかのFX業者との比較 | Exnessのゴールドまとめ
個人的にトレードしてきた感じとしては、少しのスプレッドの差よりも、やはりボーナスが使えるかどうかなどトレードの前提としてなにを求めるかによってかわってくると思います。
現在、ボーナスを提供している海外FX業者ならばXM、FXGT、HFMが人気。
ボーナスが必要ないのならボーナス業者はスプレッドが広いので、ボーナス業者以外の取引条件が有利なFXブローカーが選択肢となりますが、
そのようなFXブローカーの代表格であるTitan FXやAxiory、ThreeTraderはEAを使うトレーダーに人気のあるイメージがあるので、ゴールドトレードこそExnessとなるのではないかと思っています。
Exnessではストップレベルがゼロになりました。すぐに逆指値と指値をおきたいというトレードスタイルにも対応。
【Exnessのゴールドまとめ】
ExnessのXAUUSDはスワップフリー(追記:スワップフリーレベルが優待になってからと少し改悪された)、
無制限レバレッジあり、ストップアウトは0%、プレミア特典あり、プロ口座のいずれかならスプレッドも有利なのでExnessは良い選択になると思います。
というかSNS上のゴールドをよく取引している(本物の)トレーダーをみると使っている口座はExnessが一番多いといえるような状況になっています。
指標時にレバレッジ制限が入ってしまうことはどこのFX業者でも同じです。
Exnessでは1人で大量に複数口座を保有できるので、ゴールドトレードならば資金を分けてトレードすることがいいですね。