Exness(エクスネス)が国内に進出して1年以上が経過しました。
そこで私自身、Exnessでトレードし続けてきた感想と、
SNSのほかの方の評判も含めて、Exnessを「総評」としてまとめていきたいと思います。
Exness(エクスネス)の評判は良好!

Twitterの海外FXトレーダーの投稿ではExnessについての言及が増えてきており、
ここ1年のあいだにExness利用者は多く増えている印象があります。
とりわけ「ボーナスのない海外FX業者のなかでは」Exnessに対してのカキコミが圧倒的に多い。
海外FXのクチコミサイト「FPA(フォレックス・ピース・アーミー)」でもTwitter同様にトレーダーの英語レビューを見ることができます。
(ただしFPAはページ上位にADと表示されているブローカーは広告であることに注意。)
FPAにおいても、Exnessは老舗のXM、IC Markets、HotForexなどとならんでレビュー件数が多いです。
これによりブローカー規模は大きいこと・ユーザーが世界的に多いことがうかがえます。
公式から公表されているExnessグループの月間取引量は世界でもトップクラスのものとなっています。
ネット上での感じ方は人それぞれなので、
ブローカーの良し悪しは、FXになにを求めるのかということと、結局トレードスタイルによってだと考えています。
あくまでSNS・レビューサイトは参考程度。
たとえば海外FXにボーナスを求めるトレーダーは多いと思うのですが、Exnessにはボーナスはありません。
それでもひとついえることがあれば、Exnessは決して間違った選択にはならないということ。
ネット上でいわれているエクスネスのメリット・デメリットは私が思っていることと同じであることが多いです。このことは後述します。
ひとまずの結論:ボーナス業者ではないのに評判はおおむね良い!
というかボーナス業者を除けば海外FX人気ナンバーワンになりつつある。世界における月間取引量はトップです。
Exness(エクスネス)について

Exnessは一度、国内から撤退した過去がありますが、今回は無制限レバレッジといった話題性や早期に多くのトレーダーに利用されたということで撤退する可能性は低いのではないかと思われます。
ライセンスはセーシェルということでXMと同じとなります。グループ拠点がキプロスということも共通しています。
仮想通貨バブルが起きたころ、仮想通貨取引で最大の取引量をほこるBinanceもセーシェルが拠点となっていました。
つまり現在、世界的に大きなブローカーが一部の海外向けにセーシェルライセンスということは、それが事情がいいということなのでしょう。
Exnessグループのライセンスは、ほかにキプロス、英国FCAなど。サポートオフィスはマレーシアなど拠点は複数。
Exnessの日本語読みは「エクスネス」と「エックスネス」のどちらが正しいかの諸説ありますが、どっちでもいいと思います。
検索・カキコミなどのネット上の表記では「エクスネス」のほうが多いです。
Exness(エクスネス)のメリット・デメリット
先にデメリットを上げます。デメリットとして「ボーナスがない」ということはのぞきます。
銀行送金には対応済み!

まず、Exnessの最大のデメリットだったのが、
入出金に銀行送金が使えないということでした。
追記:2021年8月より入金から銀行送金に対応しました。
出金にも対応しました。

日本で人気のメジャーどころの海外FX業者、たとえばXM、iFOREX、Axiory、Titan FXは入出金ともに銀行送金に対応しています。
このへんのブローカーに食い込んでいくためには銀行が使えるということが課題になってくると考えています(→追記:対応済み)。
Exnessの入出金はEウォレットの「Bitwallet」を使っていくことがベターであると思いますが、この問題点として常にBitwallet残高がある人でないと使いにくいということがあります。

レバレッジ制限について
ほかにこまかい気になる点として、
大手と比べてサーバーがまだ弱い点、
時間帯によってレバレッジ制限がかかることがあるということ。
Exnessのレバレッジ制限について詳しくはこちら

実績づくり・これからのユーザー獲得
近年、新興ブローカーが多く進出してきていることもあり、FX業界はかなり競争が激化しています。
採算が取れなくて撤退していくブローカーも多くなると予想されます。
Exnessくらいの規模となってくるとその可能性は低いですが、日本に再上陸して間もないので国内の実績をつくっていく段階であるということですね。
XM、iFOREXが20年近くの歴史を誇っているので比べてしまうとまだまだです。
それでも、2021年8月発表のExnessのCCO(最高商務責任者)メッセージでは、日本に対して信頼できるサービスの提供にとても強い意気込みは感じられました。ほかのFX会社との差別化、銀行送金のこと、サーバーまわりの強化に言及されていたので期待しています。

Exness(エクスネス)のメリット
次に、Exnessのメリットについてはこのページでは書ききれないので
詳しくはこちらを参照

ここではExnessの利点のひとつとしてCFD取引が有利ということを上げておきます(ドル円といったメジャー通貨の取引は各社そこまで差はでにくい)。
Exnessの仮想通貨、株式、インデックス、ゴールドはスワップフリー(追記:でしたが現在少し改悪されてしまい、インデックスは外され、ゴールドはスワップフリーレベル「拡張」からスワップフリーになりました。)。
後述するスワップフリーレベルが拡張になることによって、さらに多くの通貨ペアがスワップなしになります。
とくにビットコインはポジションを保有するとマイナスの金利が取られてしまうFX業者は多いのですが、Exnessではどれだけ日をまたごうともそれが「0」になります。
あとは仮想通貨ペアに関してはスプレッドがもっと狭ければという意見は多いですね。
追記:2022年1月31日からBTCUSD、LINKUSD、UNIUSDのスプレッドが引き下げられました。
銘柄数は豊富で、ビットコインとゴールドのペア(BTCXAU)も取り扱っています。新しい仮想通貨ペアが増えていくペースも私が知るかぎりではExnessが一番です。
ゴールド(XAUUSDなど)については取引しやすいブローカーであるといえます。
ポジション保有中にいつでも資金移動ができるということに関しても海外FX界随一ですね。資金移動と出金は瞬時に自動処理されます。
Exness(エクスネス)のQ&A

Exnessで気になるであろうポイントをQ&Aにしてみました。
口座タイプはどれがいい?
口座タイプが多くてわかりにくいということもあると思いますが、
その場合、はじめはスタンダード、
入金額が1,000USD(10万円とちょっと)を超えるのならロースプレッドがおそらく多くのトレーダーにとっていいのではないかと考えています。
固定手数料を取られないことを重視するならプロとなりますが約定されないこと(リクオート)あり。
スタンダード、ゼロ、ロースプレッド、プロの4種類の口座から選ぶことになりますが、アカウントひとつで使いきれないくらいの複数の取引口座を保有することもできます。
MT4とMT5、本取引口座とデモ口座のそれぞれが100まで開設可能。

内部振替(口座間の資金移動)について詳しくはこちら:【Exnessの内部振替】複数口座でできること | そのスペックと「どう活かすか」
ほかにスタンダードプラス口座、スタンダードセント口座という特別な口座もありますが、これらの口座は公式ページによると最低入金額が少額・小さい取引単位で取引できる口座と説明されています。スプレッドもかわるようで使うこともないので気にする必要はないと思います。
※スタンダードプラスは特定の紹介サイトのリンクから開くことができる口座でしたが、2022年よりスタンダードセント口座が一般開放されます。
スワップフリーレベルについて
Exnessでは2021年7月より、すべてのトレーダーに対してスワップフリーステータスが導入されました。
すでにゴールド(XAUUSD)、仮想通貨、インデックス、株式がスワップフリーでしたが、一定の取引量を達成してスワップフリーレベルが「拡張」となればドル円などのメジャー通貨を含む多くの銘柄がスワップフリーになります。
追記:ゴールドとオイルのスワップフリーは「拡張」からになりました。
スタンダード、ゼロ、ロースプレッド、プロの(すベての)取引口座が対象です。
これにより、日をまたいでポジションを持ち越したとしてもマイナススワップによっての損失を避けることができます。
スワップフリーステータスのレベルは、パーソナルエリア(会員ページ)の「設定」から確認できます。

一定の取引量を達成するとスワップフリーレベルが「スタンダード」から「拡張」に自動的に変更されます。一定の取引量から落ち込んでしまうと戻ることもあります。


最大レバレッジは口座ごと?アカウントごと?
レバレッジ設定は取引口座ごとに適用されます。
一方の口座はレバレッジ無制限、もう一方の口座は2,000倍ということもありえます。

気になる「出金」について
Exnessはボーナスを提供していないので、ほかのボーナスを提供している海外FXブローカーと比べて規約違反に抵触して出金トラブルになってしまう可能性は限りなく低いです。
通常、出金は即時で自動処理されます。
それでもExnessにかぎらず「海外FXの出金ルール」は知っておく必要があります。
クレジットカード入金はその入金分が返金処理され、そのあとにほかの手段で出金となります。
Eウォレットやビットコインはその手段をもちいて一度入金している必要があります。

入出金についての補足
とりわけカード入金はカードによって返金されるタイミングがバラバラで、海外FXへのカード入金の規制が厳しくなっていることもあるので、入出金はBitwalletなどのEウォレットをすすめます。
(追記:エクスネスが上陸した当時と比べて銀行送金、ビットコイン、テザーなど多くの入出金に対応しているので、依然もっとも使いやすい入出金手段であることに変わりはないのですがBitwalletにこだわる必要はなくなりました。)
一度におけるExnessからBitwalletへの出金はドル換算で25,000ドル(約250万円と少し)までです。それ以上の出金は複数回に分ける必要があります。
同様に、一度におけるBitwalletから国内銀行への出金も50万円が上限なので、それ以上の出金は複数回に分けて出金する必要があります。
※入出金の仕様は今後も変更される可能性があるので、わからないことがあればExnessのカスタマーサポートに問い合わせてみましょう。
追証はない?
ゼロカットされます。追証はありません。

Negative balance compensation = マイナス残高リセット
レバレッジ無制限・解放条件について
こちらの記事では「レバレッジ無制限」を詳しく解説・実演しています。

Exnessプレミア会員とは?

Exnessでは「入金合計額」と「取引量」に応じて特典を受けることができます。
スワップフリーレベルと同様に、パーソナルエリアから自分がプレミア会員であるかを確認することができ、特典としては1ロットあたり一定のキャッシュバックを受けとることができるなど。
まだ導入されたばかりですが、プレミアランクは3段階あり、入金額と取引量が大きいほど3ヶ月(四半期)ごとに上の階層にアップされるか、維持されるかなどが決まることになります。
3段階のプレミアランクの認定条件
プレミア・プリファード:今までの入金総額2万ドル以上、四半期ごとの取引量5,000万ドル以上
プレミア・エリート:今までの入金総額5万ドル以上、四半期ごとの取引量1億ドル以上
プレミア・シグネチャー:今までの入金総額10万ドル以上、四半期ごとの取引量2億ドル以上
【国内のプレミア会員特典の例】
年末キャッシュバック:プレミア会員のトレーダーは対象月の通貨ペアやゴールドの取引で最大5,000ドルまでのキャッシュバック(キャッシュバックは翌月の中頃に一番アクティブな取引口座に振り込まれる)
プレミアギフト発送:プレミアのシグネチャーとエリート会員に「今半しゃぶしゃぶセット」
そのほかプリファード会員やプレミア誕生日特典に「楽天ポイントギフト(Eメール)」など

同じタイプの海外FX業者は?
Exnessと似ているタイプのFX業者としては…
Exnessには「スワップフリー」「レバレッジ無制限」があるので似たブローカーというのは見つかりません。でしたが、そのあと同じようなサービスを提供するブローカーは増えてきました。
ボーナス業者ではないのでXM、GEMFOREX、iFOREXとは違いますね。
Exnessのゼロ口座、ロースプレッド口座と似たような海外FX業者としては、Axiory、Titan FX、ThreeTraderがあります。ボーナスはありませんが取引コストが安いという共通点があります。
VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)
Exnessの「VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)」を利用できます。申請はサポートに問い合わせること。
利用条件はあって、500ドル以上の累計入金額と100ドル以上の余剰証拠金があることです。
気になる人は条件を満たしたうえでExnessサポート(メールかライブチャット)に問い合わせてみましょう。アカウント1つにつきVPS1つのみの利用となります。
これから海外FXトレードするならExness(エクスネス)
トレードするまでの手順
- 「Exnessの口座開設」:【Exness(エクスネス)の口座開設】登録方法と本人確認について
- 「マイページの使い方」:【Exnessのパーソナルエリアの使い方】マイページで使うところをわかりやすく解説
- 「MT4 / MT5のログイン」:Exness(エクスネス)【MT4】インストールとログイン方法