海外FXでは【レバレッジ制限】があります。
FXブローカーの「最大レバレッジ」は状況によってかわることがあり、
Exness(エクスネス)にもレバレッジ制限はあります。
レバレッジ制限がかかってしまうとポジション保有中に証拠金維持率が落ちてしまうので、
FXではレバレッジ制限がかかってしまうことを知ったうえでトレードしていくことで結果は大きくかわります。
そこで、このページではExnessのレバレッジ制限について詳しく解説!
Exnessの取引口座の「有効証拠金によって制限がかかるタイミング」、
「相場の状況と時間帯によっても制限がかけられるということ」、
そして「レバレッジ無制限の口座を使って無制限が解除されてしまうタイミング」までを考察していきます。
Exness(エクスネス)のレバレッジ制限
海外FXブローカーでは、おもに有効証拠金(口座資金)の額によって「レバレッジ制限」がかけられてしまいます。これはどこのFXブローカーであってもそうです。
「レバレッジ制限」について関連記事:【XMの888倍には】レバレッジ制限あり!200万円からは200倍に
とくに資金量のあるトレーダーは要チェックですが、
海外FXトレードをする前提知識として知るべきこととして、
最大レバレッジを制限されてしまうことはFXブローカーの仕組み上しかたのないことであり、
私たちトレーダーは「レバレッジ制限」がかけられるということを前提にしてトレードをしていかなくてはなりません。
このことを意識できているのか!? それだけでも海外FXトレードの結果は大きくかわっていきます。
Exnessのレバレッジ変更
Exnessでは保有している取引口座ごとに「レバレッジの変更」ができ、この設定はいつでも変更できます。
Exnessの会員ページ(マイアカウント)の取引口座の設定(ギアマーク)から「レバレッジ変更」をクリックして取引口座ごとに「最大レバレッジ」を変更します。
ただし、手動で自ら「レバレッジ変更」をする機会はないですね。
口座メニューのうち一番よく使うのは「内部振替」となります。

Exnessのレバレッジ制限・(ついでにロット制限もあり)
Exnessでも「レバレッジ制限」はあるので、レバレッジ制限がかけられてしまう条件をチェックしていきましょう。
Exnessでは、
その取引口座の「有効証拠金」の金額によって選択できる「最大レバレッジ」はかわります。
ポジション保有中にも一定の有効証拠金額を上まわった時点で自動で制限がかかります。
時間帯によっても最大レバレッジが200倍までに制限がかけられます。
レバレッジ制限があることは指標時のみのトレードの悪用を防ぐためのものであり、ある程度は仕方のないことといえます。
ロット制限もあり
Exnessでは最大ロットサイズが「200」ということになっていますが、時間帯※によって「20」にまで制限されます。
※日本時間の早朝からロンドン時間がはじまる前まで(6時〜16時)
※少額ロット用のスタンダードセント口座を除く
Exnessの「レバレッジ制限」されるタイミング

「有効証拠金」の金額によってレバレッジ制限がかかる
「有効証拠金」の金額によってレバレッジ制限はかけられ、
これは含み益を含んで判定されるということです。
Exnessはボーナスを提供しているブローカーではないので、
単純に「現金残高 + 含み益」で判定されます。
レバレッジ制限がかけられてしまう有効証拠金の水準としては以下。
有効証拠金が次の金額(USD)未満のときにのみ、その「最大レバレッジ設定」が利用可能となります。
Exnessの有効証拠金による利用可能な最大レバレッジ
【有効証拠金が】
- 「0〜999USD」では「1:無制限」
- 「0〜4,999USD」では「1:2000」
- 「5,000〜29,999USD」では「1:1000」
- 「30,000以上」では「1:500」
※上記はメジャー通貨、エキゾチック(マイナー)通貨、ゴールド、シルバーに適用
※仮想通貨、エネルギー、株価指数は口座資金に関係なく200倍固定レバレッジ(一部金融商品を除く)
※BTCUSD、ETHUSD、US30、US500、USTECのレバレッジは400倍に引き上げられました(2022年1月27日より)
「1:無制限」のレバレッジは、有効証拠金が1,000USD(約10万円)未満の場合のみ利用が可能ということです。
追記:2021年8月30日より利用可能なレバレッジに変更がありました。さらに有利な条件になっています。
追記:2021年3月20日より利用可能なレバレッジに変更がありました。より有利な条件に。
円口座であってもドル換算の水準で制限がかかります。
Exnessでは複数口座が持てますが全部の取引口座が制限されるわけではないです。
ひとつのその取引口座の有効証拠金額がうわまわったときに、その取引口座の最大レバレッジに制限がかかります。
時間帯によってレバレッジ制限がかかる
大統領選やFOMCなどの重大なイベント、
米国雇用統計などの指標、
週末と週明け、
早朝の時間帯など、
どこのFXブローカーを使おうともFXでは「レバレッジが制限される」「スプレッドが大きく開く」といった時間帯があります。
Exnessにおいても「実際のレバレッジは状況により低くなることがある」と説明されています。

Exnessでは、土日・祝日の市場の開始・終了前後の時間帯や、
重大なイベント時にレバレッジ制限が(ほとんどの場合「1:200」に)かかることがあり、
金融商品による最大レバレッジ
ゴールド(XAU) 、株式取引など、銘柄によってもレバレッジが変更される時間帯と必要証拠金要件はかわってきます。
ゴールドは金属市場の休憩時間30分前以降となりますが、夏時間と冬時間では1時間かわってくることに注意です。
Exnessの「ゴールド」について詳しくはこちら:【Exnessのゴールドトレード】スペック比較 | スプレッド | レバレッジなど
株式取引(個別の株式銘柄)では決算発表日に通常20倍だったレバレッジが5倍にまで固定されます。
株式取引の場合、ストップアウトも100%に変動することに注意です。
レバレッジ制限がかかる時間帯とその対策
Exnessでは、およそのレバレッジ制限がかかる時間帯は公表されてはいます。

突発的な経済ニュースのレバレッジ制限がかかるタイミングは検証のしようがありませんが、
これまで私がExnessで取引しているかぎりでは、私がポジションをよく取っているドル円、オージードルでは露骨にレバレッジ制限がかかったという経験はないです。
レバレッジ制限はポンドドルでは経験したように記憶しています。
証拠金維持率は4ケタをキープしていたはずが、急に3ケタとなっていてあせったことはありました。
そのときはイギリスはブレグジット交渉の真っ只中でその瀬戸際の重大な局面でした。
以上のように、ニュース・休日・時間帯によってもレバレッジは変更されてしまいますが、
私自身はそれによりトレードが左右されたことはありません。
あらかじめ、そうなることを「知っていること」が大事だと考えています。
どこの海外FXブローカーでトレードするにせよ「レバレッジ制限」への対策は、
長めのポジションは証拠金維持率に余裕を持たせておくことが鉄則!
本来レバレッジ200倍以上のトレードはいつだって危険な状態ということを知ること。
Exnessの「レバレッジ無制限」から2,000倍に制限される瞬間
Exnessの「レバレッジ無制限」の口座を利用している場合には、有効証拠金が1,000ドルを突破すると最大レバレッジは「2,000倍」になります。

「レバレッジ無制限口座ではどのタイミングでレバレッジ制限がされるのか」が気になっているトレーダーは多いと思うのでポジションを取って画像付きで検証してみました。
レバレッジ制限される瞬間を画像付きで実演
Exnessのレバレッジ無制限口座でポジションを保有し、含み益をゲットしました。

このとき、この取引口座の最大レバレッジはMT4の表示上限の21億倍!です。
徐々に含み益を増やすことに成功し、有効証拠金は10万円を突破しました。

おさらいとして、含み益と残高をあわせた有効証拠金が1,000ドルになると最大レバレッジが「無制限」から「2,000倍」に制限されます。
あくまで米ドル基準です。
このときのドル円のレートだと、有効証拠金がだいたい105,000円を超えたときから最大レバレッジは2,000倍となりました。

最大レバレッジが2,000倍になったことで、
0ではなく、証拠金を差し出さなければいけないということで「証拠金」には数字が反映されました(本来FXではこの状態が普通ですが)。
証拠金維持率も上記画像では2,000%ほどとなっています。
このあと有効証拠金が105,000円ほど(1,000ドル)を下まわると、口座の最大レバレッジは無制限に戻りました。

さらにそのあと、再び有効証拠金が増えるとレバレッジが「無制限」から「2,000倍」となりました。

ここまでをまとめると、
- レバレッジ制限は、有効証拠金が制限される水準になれば自動的にかけられる
- 有効証拠金が下まわれば、再び元の最大レバレッジに戻る
- 再び有効証拠金がその水準を超えていくとレバレッジ制限が再びかかるということ
レバレッジ制限がかかるのはあくまでそのひとつの口座だけです。
一方の口座で有効証拠金によって「レバレッジ制限」がかかっても、
同じタイミングでほかのレバレッジ無制限の口座でポジションを保有していたとしても、その取引口座の最大レバレッジはMT4の表示では21億倍!のままでした。
ちなみに画像の例のとき、この取引口座ではそのままさらに利益を伸ばすことができました。

Exnessではレバレッジ無制限のときに資金移動をすれば、ここからはノーリスクでさらなる利益を追うことだってできるのです。
海外FXトレードの「レバレッジ制限」への対策
おさらい:海外FX全般にいえることですが、
本記事の内容のとおり、ほとんどの海外FXブローカーでは有効証拠金(口座資金)によって「レバレッジ制限」がかかるので、その対策としては、
- できるかぎり「レバレッジ制限」がかかってしまうタイミングを知っておくこと
- 証拠金維持率に余裕をもたせること
- うまく複数口座を使い分けること
以上のことがいえると思います。
ただし複数口座を使い分ける場合、海外FXでは複数口座間のハイレバの両建てをしてはいけないことには注意が必要です。
Exness(エクスネス)のFXトレードの優位性
Exnessは最大レバレッジがFX業界で最大水準、
取引量によってキャッシュバックや楽天ポイントギフトなどさまざまな特典あり!
スタンダード口座ではスプレッドコストが気になることもあるので、
慣れてきたら、より取引コストをおさえることができる「ゼロ口座」をはじめとしたExnessの上位口座を利用していくことをおすすめします。
Exnessは口座タイプが豊富で、Exnessだけでまるで複数のFXブローカーを使い分けているような利点があり、
複数口座を使うことによって本記事のテーマである想定外の事態に対してのリスク分散にもなります。Exnessではいつでも口座間の資金移動が可能!
ドル円やゴールドといったおなじみの通貨ペアのほか、
ビットコインをはじめとした仮想通貨や、テスラなど80近くの米国株式銘柄もトレードできます。
強制ロスカット水準も「0%!」まで耐えることができる。
これからのFXトレードは「Exness」に注目です!